マッサージ療法
当院にはあん摩指圧マッサージ師の資格を有したセラピストが3名勤務しています。またマッサージ効果を有する治療器具として、ウォーターベッドとハドマーがあります。
マッサージは3つの治療効果があるといわれています。
①血液やリンパの流れを改善する効果
マッサージにより体内に滞っている血液やリンパを心臓に戻し、代謝を促します。これにより血液やリンパの中に含まれる不必要な物質が分解・排出され、酸素や必要な栄養素が体内を循環するようになり、治癒を促し疲労の回復が期待できます。
②筋肉のストレッチ効果
マッサージにより筋肉がストレッチされます。筋肉が伸ばされることで骨や関節が正しい位置に収まり、関節の可動域が拡大し、筋肉の柔軟性が改善し、結果的に身体機能も改善します。
③自律神経のバランスを整える効果
マッサージにはリラクゼーション作用があり、自律神経のバランスをととのえる効果があります。マッサージを行なうことで交感神経の興奮おさえることができ、リラックスした状態にすることが出来ます。
あん摩指圧マッサージ師によるマッサージ療法
「あん摩」とは、古来中国より日本に伝わった治療法であり、江戸時代のころに日本独自の手法が体系化されました。なでる、押す、揉む、叩くなどの手を使ったあん摩手技を通して、人間が本来持つ「ホメオスタシス(恒常性)」に働きかけ、身体を健康な状態に導きます。
資格を有するセラピストが患者さんの体に直接ふれることで、通常の問診では伺い知れない体調の変化に気づくことができ、また調子の悪いところを重点的にケアできる点で、とても重要な治療方法です。
ウォーターベッド療法
水圧刺激を用いて、肩から腰、下肢にかけての筋肉・腱・靭帯に生じたこりをやさしくほぐすとともに、血行の改善を促します。リラクゼーション効果もあります。首の痛み、肩こり、腰の痛み、背なかの痛み、足のむくみ、慢性疲労など幅広い症状に治療効果があります。
ハドマー療法
ハドマーとは空気圧を用いて、手や足を筒状の袋に入れ圧迫と開放を繰り返す治療法です。血液やリンパ液の循環を促進し、むくみの解消や疲労の回復にも効果があるといわれています。