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運動療法

人生100年時代といわれるほど、元気に長生きすることが重要な時代となりました。しかしながらケガや病気を契機に、筋力や関節機能が低下し、元気な時と同じように生活できなくなる患者さんがいます。

当院では筋力や関節機能を維持・改善するために、運動療法を行っております。

 

有酸素運動療法

2021年5月クロスステップという有酸素運動マシンを導入しました。

背もたれのある椅子に楽な姿勢で腰かけて運動します。足の曲げ・伸ばしを行い、ペダルをこぐような下半身の運動と、腕で握ったアームを前後にうごかす上半身の運動を、連動して行います。腕や足の筋力だけではなく、背筋も含めた全身の運動を行うことができます。クロスステップを用いた運動療法には以下の特徴があります。

 

安全に運動できます

脈拍数を確認しながら行い、また運動の強度も細かく調整できるため、ご高齢の患者さんや、心臓病が心配な患者さんでも、安全に運動することができます。

歩けなくても運動できます

歩くことができないほど足腰が弱った患者さんでも、負荷を軽く設定し運動することができます。また専用の椅子を外すことも可能であり、車いすに乗ったままスムーズに取り込むことができます。

色々なバリエーションの運動ができます

コンピューターで制御された様々な運動プログラムがあり、個々の患者さんが満足できる運動ができます。また椅子の位置やアームの長さを調整することで、体の大きさや障害の程度に関係なく、どなたでも運動できます。手だけ、足だけでも運動できるため、ケガや麻痺のため手や足を動かせないような患者さんでも、動かせる手足だけでも十分に運動することができます。

膝を痛めた患者さんに有効です

下半身については膝を曲げ伸ばす運動が基本となります。このため変形性膝関節症など膝を曲げにくくなった患者さんでも、苦痛なく運動できます。自転車のペダルをこぐ運動が難しくなった患者さんでも、椅子の位置を調整し十分に膝を曲げることができるため、気持ちよく運動できます。

 

平行棒

 歩く際に介助が必要な患者さんや、転倒の危険が高い患者さんには、歩行訓練が重要です。

背中が曲がってバランス歩行のバランスが悪くなった患者さんや、足のケガ・手術後など、足に体重をかけられなくなった患者さんなどでは、平行棒の手すりを持って安全に訓練することが重要です。

通常の歩行が可能な場合でも、平行棒につかまりながら、より太ももを高く上げた歩行訓練を行うことで、股関節・膝・足首などの関節可動域を大きくすることができます。

 

輪転機

 腕・肩のケガや肩関節周囲炎(いわゆる50肩)などのため、肩関節を十分に動かせなくなった患者さんに、輪転機を用いた腕の運動を行っています。

身長・腕の長さ・動かせる肩の範囲・負荷の程度など、個々の状況に応じて設定を調整することができ、オーダーメイドの運動が可能です。

 

滑車運動

 滑車運動は椅子に座った状態で、頭上の滑車に通したロープの両端を握って、両手を交互に上げ下げする運動です。肩・肘の痛みや関節の可動域に応じて、自分のペースで運動します。

 滑車運動をすることにより、関節可動域(肩・肘)、肩から腕にかけての筋緊張やむくみ、上半身の血行が改善します。

 肩・腕のケガ、肩関節周囲炎(いわゆる50肩)、脳梗塞による麻痺で腕を十分に動かせない方には、おすすめの運動です。

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